二つの異なるビジネスを行う落とし穴

 

ラーメンが美味しくて有名なお蕎麦屋さん

 

 

神奈川県平塚市に、「大黒庵」というお蕎麦屋さんがあります。

蕎麦屋なのに誰もそばを注文せずに、お客さんは皆ラーメンを注文して食べているという、摩訶不思議なラーメン屋さんです。

サラリーマン時代、2004年から2006年まで平塚市に在住していた僕は、この大黒庵さんでよくラーメンを食べていました。

数え切れないぐらいお店に通いましたが、一度もそばを食べたことはありません。

そばが嫌いなわけではなく、あまりにもそのお店のラーメンが美味しすぎて、そばを食べる気にならないんですね。

大黒庵さんは店の名前も店構えも、昔ながらのお蕎麦屋さんそのもの。

そのお店の名物は今やラーメン。 なんといってもテレビからラーメンの取材が入るぐらいですからね。

お客さんのほとんどの人がラーメンを注文する。

だったらいっそのことラーメン屋さんにしてしまえばいいのに! と思ったりもするのですが、お店がそうしないことにはきちんとした理由があります。

それは記事の最後で・・・

 

あの人は一体何屋さん???

 

 

おかげさまで大掛かりな募集告知をしなくても、ありがたいことに口コミや紹介で、毎月コンスタントに新規のコンサルティングの依頼をいただいています。

コンサル開始前にヒアリングをして、クライアントさんがやられているビジネス内容を伺うのですが、とても多いのが、 あれもやってこれもやって・・・ ◯◯屋さんと◯◯屋さんが同じになっている、というパターンです。

僕のように、コンサルタントをやっている人が、ネット集客のために必要だからとホームページ制作も承るというような、事業に関連性があるのならわかるのですが、

ジャンルが全く違う二つのビジネスを、一人で展開されている、という方があまりにも多いんですよね。

あなたのまわりにもいませんか? あの人は一体何屋さんなのか全くわからない、という方。

数多くの著名な経営コンサルタントの方々が、「何でも屋はダメです、専門家になりなさい」と口すっぱくアドバイスしているのにも関わらず、 あれもこれもと、複数のビジネスに手を出してしまう人が減らないのはなぜでしょう?

 

二頭追うものは一頭も得ず

 

 

これ・・・ 僕が日頃からよくブログやメルマガで使っている言葉なのですが、それは 「お客様目線になっていない。自分目線になっている」 ことが大きな理由なんですね。

お蕎麦屋さんである自分が、美味しいかどうかわからない・自信がないけど、ラーメンが好きだからラーメンもメニューに加えてみる。

まずは自分が好きだから、メニューとしてビジネスとして提供する。

お客さまに喜んでいただけるか、需要があるかどうかわからないけれど、好きだから・やりたいことだからやってみる。

そんな方が多いように思いますね。

全く違う二つのジャンルのビジネスをやることは決して悪いことではありません。

でも、ほとんどの人が一方のビジネスがうまくいっていない・・・軌道にのっていないのにさらにもう一つ、「好きだから・やりたいから」という理由だけでビジネスを始めたりします。

間違えてはいけないのですが、一つのビジネスがうまくいかないから、それを補うためにもう一つビジネスを増やそう、という考え方。

厳しい言い方かも知れませんが、一つのビジネスを極めれない人が、新しいビジネスを立ち上げても必ずといっていいほどうまくいきません。

二つのビジネスをやることは悪いことではないですが、まずは一つのビジネスを極めることに集中することが大事です。

◯◯さんといえば、◯◯屋さん! ◯◯の専門家! この、◯◯さんといえば、の部分が超重要なんです。

あれもやっている、これもやっている・・・ お客さまや周りの人がどう見ているかもわからずに、ただ自分がやりたいからやる。

とても危険です。

 

一つのビジネスを極めてからでも遅くないです

 

 

人は面と向かって、なかなか自分の欠点を言ってくれないものです。

「あの人って色々やっているけれど、何屋さんかわからないよね」 影でそのように言われている方、多いです。

新しくビジネスを始めたいとしたら、一つのビジネスを極めてからでも遅くないです。

もし今の僕が、かつてのようにダイエットサービスを開始したとしても、受けてくれる人なんて誰もいないと思います。

現在の僕の体型が説得力がない、という理由だけでなく(笑)、経営コンサルタントがやるダイエットサービスなんて魅力ないですよね。

もし僕がもう一度ダイエットビジネスをやるとしたら、また一からコンテンツを作ってブログなどのメディアを作って、一からビジネスを立ち上げます。

今現在2,300人いるブログで、「この度ダイエットサービスも始めました!」なんて宣言することは100%あり得ません。

先ほど述べたように、そこにお客さま目線は存在しないからです。

お人柄コンサルタント・三浦猛についてくれているお客さまに失礼ですからね。

昨今、「自分の好きなことをビジネスにしよう」という風潮は、日々増すばかりです。

好きなことをビジネスにすること、素晴らしいことだと思いますし僕も推進派です。

ですが、そのことはあれもこれもと、好きなことだったらなんでもやっていいよ、というものではないんですね。

二つ、三つのビジネスを同時に進行させて成功させることって、とても難しいです。

もっといってしまえば、ビジネス初心者でしたら、ほぼ100%無理です。

二つ、三つ、複数のビジネスをやられている方。 やろうとしている方。

もう一度見つめ直し、考え直してみてくださいね。

きちんとお客さま目線になり、使命と信念を持ち続けていれば、今やっているメインのビジネスを極めてからでも遅くないですよ。

 

さて、大黒庵さんのお話。

実はこのお店、ラーメンだけでなくそばもとても美味しいんです。

あ、僕は食べたことはないんですけれど、食レポサイトなどをみると、そばも美味しかったと書かれていて、ラーメンは美味しいけれどそばはまずい店、とはどこにも書かれていません。

ラーメンをあまり食べない地元のご年配の方は皆さん、大黒庵のそばの大ファンだそうです。

つまり、「蕎麦屋さんだけどラーメンしか注文されていないお店」ではなく、「蕎麦屋さんでそばを極めたお店がラーメンをだして売れているお店」なんです。

大黒庵のそばがまずかったら、そもそもラーメンを出しても売れないでしょう。

だって「そばが不味いお店が作るラーメン」が美味しいわけがないし、売れるわけないですからね。

そばを極めたお店がそば作りのノウハウを活かして作り上げたラーメンだから売れるわけです。

お客さんはみんなラーメンを食べている、というのは誇大表現で、実際にはそばを注文されている方もたくさんいるそうです。

「ラーメンが美味しい蕎麦屋さん」が、一つのブランディングになっているんですね。

実際には学習塾経営と心理カウンセラーという、異なる二つのビジネスをしっかりと確立されている方がいます。

パソコン教室の運営をされながら、シンガーソングライターとして活動して、確実にファンを増やし続けている方もいます。

その方はやはり大黒庵さんと同じように、二つのビジネスをそれぞれ極められているから人気があるんです。

間違いありません。

 

 

 

 

2 件のコメント

  • ラーメンの美味いお蕎麦屋さんの例えをウマイなぁと思いながら
    三浦さんの記事をドキドキしながら読み進めました。

    2つの異なるビジネスを両立させるの
    やはり難しいのかなぁ…

    最後まで読んですごく納得しました。
    (*^▽^*)

    そして 最後にご紹介頂いて感謝します♪

  • 皿井さん、アメブロではなく、こちらホームページのブログにもコメントくださって、本当にありがとうございます!

    もうハッキリ言って、皿井さんは大黒庵さん以上です!   

    これから複数のビジネスの確立を目指される方は、皿井さんを目標にしていただきたいと、いつもそう思っています。

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