個人事業主が目指すべき、真の「オンリーワンビジネスモデル」とは?

家の近所にある、とあるスーパー。

大晦日には駐車場に入れない車が車道に並び、警備員が対応しきれないほどの混雑ぶり。

店内も買い物かご片手にたくさんのお客さまでにぎわい、通路で人とすれ違うのがやっとのほど。

それが年が明けて元旦は、昨日とはまったく違う光景です。

それもそのはず、365日24時間営業のスーパーが増えてきたとはいえ、まだまだ元旦は休業というところは多く。

冒頭の写真が元旦の写真であるならば、そのこともおわかりいただけると思います。

ところがこの写真、実は1月4日の写真。

このお店は毎年年明け4日間は休業とし、初売りが5日からという稀有なスーパーなのです。

他店が休んでいる時こそ営業して売り上げをあげるべく、定休日をどんどん減らしていくスーパーが多い中、異例ともいえる年始大型連休。

正月という書き入れ時に5日間も休むなんて、なんともったいない。

よほどやる気がないお店なのかとも思ってしまいますが、このお店はスーパーマーケット激選区である地域内で、常に繁盛店として賑わっています。

年間で最も来店客数が多いであろう正月に大型連休をとるところも異質ですが、他にも異質な点がたくさんあるこのスーパー。

それなのに競合ひしめく激戦区で常にトップでいる理由はどこにあるでしょうか?

それは、他社・他店の戦略とは一線を画した、徹底した「オンリーワン戦略」である、というところです。

 

ただ、もの珍しいことだけではオンリーワン戦略とはいえない

日ごろからブログやSNSを通じて、実にたくさんの個人事業主さんのビジネスを拝見させてもらっています。

他社(他者)との差別化を図るため、独自のサービスを生み出すことは個人事業主にとって必要不可欠な要素。

みなさん、試行錯誤を繰り返したうえで、それぞれ独自なサービスを打ち出されています。

中には「よく考えたな」と唸ってしまうほどの、画期的なサービスを展開されている方もいます。

大企業のような大きな資本をかけなくても、独自のサービスを作ることはできます。

ですが、そこで気をつけなければいけないことは、他の誰もがやっていないからと、奇抜なことをやってしまうことなんですね。

誰もがやっていない「珍しいこと」と、「お客さまから支持を得ること」はあきらかに違います。

これだけSNSを活用する人が増えてくると、もの珍しい、奇抜な投稿をする人も増えてきます。

確かに目立つことをすれば、人の目を引くことはできます。

人は基本的に、目新しいことが好きな生き物だからです。

そして目立つことが集客に最も効果的であると考え、目立つことでお客さまを獲得しようと考えてしまいます。

ですがいうまでもなく、ただ単に目立つためのアクションとは、俗にいう「一発屋的要素」が強く、継続性、再現性がありません。

目立った後もお客さまからも支持をいただけて、継続できるようなビジネスモデルであれば大丈夫なのですが、そのようなケースはなかなか難しいと言わざるを得ません。

同業者との差別化を図り、独自なサービスを作ることは大事なことですが、きちんと継続できるものであるかどうか、しっかりと見極めなければいけません。

目立つことだけがオンリーワンでないんですね。

例えば少し前に、ミスタードーナツが携帯電話会社auの契約者限定でドーナツを2個無料でサービス事例が話題となりました。

あれなどはまさに、ミスタードーナツが他社との差別化に成功しただけでなく、その後も定期的にお客さまを呼び込むためにおこしたもの。

あのサービスをやった後に業績が低下するようであれば、打ち上げ花火で終わってしまう意味のないものになります。

大手企業より資本力のない個人事業主は、十分に注意しなければいけないことです。

 

最終的にたどり着くところは、やっぱり「お客さま目線」

本当に良い商品やサービスは一発屋で終わることなく、ベストセラーとなって長く消費者に愛され続けます。

「オンリーワン」を作ること、目指すことは大事なことです。

ですが、その「オンリーワン」にこだわりすぎるあまり、お客さま目線を無視した一人よがりのビジネスモデルであってはいけません。

真のオンリーワンビジネスモデルとは、一度目立って終わりというものを指すのではありません。

同業者誰もが展開していないお客さま目線のサービスを継続して評価を得て初めて、「オンリーワン」だといえます。

どうも最近、「オンリーワン」の定義を間違えているような方を多くお見掛けします。

目立つこと、奇抜なことをやるだけで成功するほど、ビジネスは甘くありません。

それでなくてもお客さまの目は年々肥えてきています。

お客さまの厳しい選別の目に適う、一時的ではなく長く愛されるサービスを作ることに全力を注いでいきたいですね。

 

 

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